虫歯を治療したい
虫歯の早期治療を
虫歯になると、歯が痛んで眠れなかったり、冷たいものを口に入れた際に激痛が走ったりします。虫歯は放っておけば自然に治るという類のものではありません。むしろ治るどころか、時間が経てば経つほどその症状は悪化してしまいます。
また虫歯は、初期段階のうちに治療を行うことでより簡単に、そして負担なく治すことができます。
虫歯を発見したら、即座に歯科医院を受診し治療を開始しましょう。
虫歯の段階別治療法
小さな虫歯
痛みも感じないような小さな虫歯の場合、患部を少し削ってそこを樹脂で埋めるという非常に簡単な治療法により虫歯を治すことができます。この治療法においては詰め物をする必要もないため、1度の通院で治療を完了することも可能です。
中程度の虫歯
虫歯がある程度進行してしまうと、虫歯菌におかされている部分を広く削る必要があります。そのため削った部分の再建には詰め物を使用する必要があります。詰め物を作るには型を取る必要があるため、最低でも2回の通院が必要です。
大きな虫歯
虫歯がかなり進行してしまっている場合、歯の大部分を削って被せ物をする必要があります。虫歯が神経にまで及んでいることも多く、その場合は神経の治療もする必要が出てきます。
また、治療にもある程度の時間を要しますので何度か通院する必要があります。
無痛治療について
当院では、虫歯の治療を行うにあたってできるだけ患者様に痛みを感じさせないよう、無痛治療を行っています。
治療の際には麻酔を使用することで痛みをなくし、麻酔注射をする際にも表面麻酔を施すことにより痛みを最小限に抑える工夫をしています。
治療の痛みが心配という方も、どうぞ安心してご来院ください。
虫歯の痛みを抑える方法
虫歯で痛みを感じるようになると、それはある程度症状が進行しているサインですので直ちに治療を受ける必要があります。ただ、夜中など病院が開いていない時間に歯が痛くなってしまうこともありますよね。
そこでここでは、虫歯の痛みを少しでも和らげる方法についてご紹介させていただきます。
①歯磨きをする
虫歯の痛みを抑えるためにはまず、しっかりと歯磨きをして口腔内を清潔な状態にすることが大切です。また歯磨きをした後は、うがい薬を口に含み、歯の奥の方にまでしっかりといきわたらせることで口腔内を消毒しましょう。
②痛い部分を使わない
食事をする際は、できるだけ痛む部分では噛まないようにしましょう。
虫歯になっている歯で食べ物を噛むと、それが刺激となって痛みが増すことがあります。
③市販の鎮痛剤を服用する
眠れないほどの痛みやうずくような痛みがある場合には、ドラッグストア等で市販されている鎮痛剤を服用するのもいいでしょう。
ただし、痛みがひどいからといって沢山の鎮痛剤を服用するのは危険です。鎮痛剤は、用法・容量を守って正しく服用しましょう。
年齢によってむし歯のできやすい場所が変わります
しかし、高齢者においての虫歯の発生部位は変わってきて歯と歯茎の境目あたりの根元の部分に発症することが非常に多くなってきます 。これは年齢とともに歯周病により歯肉が下がってくることに関係があります。
歯茎が下がって歯根が露出すると、歯根には虫歯に強いエナメル質ではなく虫歯に弱い象牙質が表に出てくるため、弱い酸でも簡単に虫歯になってしまうということが根面う蝕を作る原因になってしまいます。
ちなみに口内のPHは通常7程度ですが食事などで糖分を摂取するとPHは酸性に傾きpH5.5以下でエナメル質は溶け出すといわれています。
しかし歯根露出部の象牙質においては、pH6.2程度でも歯が溶け出すといわれており歯根露出部においては弱い酸でも虫歯ができやすくなるというわけなのです。
よって高齢者の虫歯の特徴として歯周病によって歯茎が下がったところに虫歯ができやすい理由がおわかりいただけたかと思います。
最近歯医者に行けていないな...
という方も是非ご連絡お待ちしております(^^)
むし歯ってうつるの?

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはまだ虫歯菌は存在しません。
虫歯菌は、硬いところに住み着く性質があるので歯がまだ生えていないうちは虫歯菌はお口の中に定着しにくいのです。
生後8ヶ月位から乳歯は生えてきますが生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月頃にかけて虫歯菌の感染リスクは最も高まります。この時期を私達は感染の窓と呼んでいます。
では、どのような感染経路で虫歯菌は感染するのでしょうか?
可愛さ余ってキス、食事の時、スプーン、フォーク、箸などを使い回す。フーフーして食事を与えるなど色々なところにリスクが潜んでいるのです。しかし、私達はこのような行為をやめてくださいとは申しません。かわいい我が子を抱きしめてキスしたくなるのは人情だと思いますし、そういうコミュニケーションも大事な愛情表現なのですから。
では、何を気をつければいいのですか?
まず、お口の中の虫歯菌の量や構成は親子で非常に似ているので虫歯のなりやすさも非常に高い相関性があることがわかっています。つまり親に虫歯が多ければ子供も虫歯になりやすいという事です。なのでご両親が出産前に虫歯治療をきちんと終え、良い口腔内環境を作っておくことが子供に虫歯菌をうつさない事につながるのです。
かわいい我が子が将来、虫歯で悩まされることのないよう、ちょっとした親の知識と実践が大切なのですね。